葬儀にいくらかかる? その内訳は? 費用を抑えることができるの?
そんなお葬式のお金に関する疑問にお答えします。
このシリーズでは、
【第一回】葬儀の費用はどう決まる?基本の内訳と形式別の違い
【第二回】葬儀費用を抑えるポイントと活用できる制度
以上2回に分けて、わかりやすく解説します。
まず第一回目は、「葬儀の費用はどう決まる?基本の内訳と形式別の違い」です。
お葬式には、大きく分けて「葬儀の実施に必要な費用」「飲食やお返しに関する費用」「お寺(宗教者)にお渡しする費用」の3つがあります。
それぞれにどんな内容が含まれているのかを、まず見ていきましょう。

①葬儀にかかる主な費用
・祭壇やお棺、遺影写真、会場設営などの「基本セット」
・移動に使う「寝台車」「霊柩車」などの車両費
・式場の使用料(自宅で行う場合は不要)
・火葬にかかる費用(三原市民の方が三原市斎場を利用する場合は無料です)
多くの葬儀社では「セットプラン」として見積りを出します。プランによって含まれる内容が異なるため、何が含まれているかを必ず確認しましょう。火葬場への支払いは、当日に現地で直接行うことが多いです。
②飲食やお返しにかかる費用
・通夜の後の「通夜ぶるまい」や、葬儀後の「精進落とし」のお食事代
・参列者への「会葬御礼」や「香典返し」
参列者の人数によって変動する部分です。余った返礼品は、葬儀社が引き取ってくれる場合もあります。
③お寺(宗教者)へのお礼
・お布施(読経や戒名料を含むことが多い)
・お車代(交通費)
・御膳料(食事に参加されない場合のお礼)
お布施は葬儀社への支払いとは別に準備します。金額の目安は菩提寺や葬儀社に相談して確認しておくと安心です。
■葬儀の形式と費用の違い
葬儀費用は「どんな形式で行うか」「参列者の人数」によって大きく変わります。主な4つの形式を簡単にまとめると、次のようになります。
●一般葬
通夜と葬儀・告別式を行う伝統的な形式。参列者は親族・友人・知人など幅広く、費用は多めですが、香典が集まる分、実質負担が軽くなることもあります。
●家族葬
家族や親しい友人だけで行う少人数の葬儀。通夜と葬儀を行いますが、式場や飲食の規模が小さいため、一般葬より費用は抑えられます。
●一日葬
通夜を省き、葬儀・告別式を1日で行う形式。通夜分の費用が不要になり、時間的・体力的にも負担が少ない点が特徴です。
●火葬式(直葬)
通夜や葬儀を行わず、火葬のみを行う形式。最も費用が少なく済みますが、故人とお別れする時間が短くなる点に注意が必要です。
まとめ
お葬式にかかる費用は、「葬儀そのものに必要な費用」「お食事や返礼品などのおもてなし費用」「お寺など宗教者へのお礼」の3つに分かれます。
どの部分にどれくらいかかるのかを知っておくことで、思わぬ出費を防ぐことができます。
また、葬儀の形式によっても費用は大きく変わります。
・多くの人が参列する「一般葬」は費用がかかりますが、香典で一部をまかなえることもあります。
・家族中心で行う「家族葬」は、規模を小さくして費用を抑えられます。
・「一日葬」は通夜を省くことで時間と費用を軽減できます。
・「火葬式(直葬)」は最もシンプルで、費用負担を最小限にできます。
葬儀の形式を知り、費用の内訳を理解しておくことは、慌ただしい中でも落ち着いて判断するための第一歩です。
次回は、費用を抑える工夫や、利用できる補助制度について詳しく紹介いたします。
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