葬儀や法要の場で多くの方が戸惑うのが、「御布施(おふせ)」に関することです。
金額の決め方や渡すタイミング、マナーには明確なルールがないため、
どう対応して良いのか分からないという声をよく耳にします。
しかし御布施は、僧侶へお願いしたことに対する「感謝の気持ち」を形にしたもの。
基本的な考え方や一般的な流れさえ知っておけば、過度に心配する必要はありません。
このシリーズでは、
- 御布施の相場
- 渡すタイミング
- 渡し方(マナー)
の3つに分け、葬儀に詳しくない方でも理解しやすいようにまとめました。
どうぞ、ひとつずつ読み進めながら、ご自身の状況に合った形を見つけてください。
それでは第一回目のテーマ、「御布施の相場 ― いくら包めばいい?」です。

第一回「御布施の相場 ― いくら包めばいい?」
御布施の金額ですが、葬儀社に依頼する費用とは異なり、お布施の明確な相場は決まっていません。あくまでも依頼した方の気持ちを表すものであるため、無理のない範囲で金額を決定しましょう。
ただし「どの儀式で・どれくらい包むことが多いのか」という全体の傾向を知っておくと、判断しやすくなります。
◼️葬儀のお布施の相場
規模が大きくなりやすい葬儀では、地域によって金額の差も目立ちます。お布施の内訳として、以下の項目と概要を理解しておきましょう。
・読経料:読経に対するお礼
・戒名料:戒名を授けてもらったことに対するお礼
・交通費(お車代):僧侶に移動が必要な場合の交通費や宿泊費
・食事代(お膳料):僧侶が会食を辞退した場合の食事代
戒名に対して包むお布施の金額は、授けられた戒名の位や文字数にも左右されます。また、僧侶の食事も用意する場合のお膳料は不要です。目安になる相場は45万円~50万円(全国平均)で、各地域では以下のような傾向が見られます。
◼️地域毎の傾向(相場)
北海道 30万円~35万円
東北地方 60万円前後
関東地方 50万円~55万円
中部地方 40万円~65万円
近畿地方 45万円前後
四国地方 40万円前後
九州地方 30万円前後
地域による差が大きいため、「あくまで目安」として捉えると良いでしょう。
■法事・法要での御布施の相場
四十九日、三回忌などの法要は、葬儀より規模が小さいため、相場はぐっと下がります。
一般的な相場である3万円~5万円を基準に決めると良いでしょう。
僧侶に移動が必要な場合は、お布施とは別に「お車代」を用意します。
また、菩提寺とのお付き合いが深い場合は、相場より多めに包むケースもあります。故人と僧侶との関係も踏まえた上で、遺族と相談しながら決められると安心です。
◼️納骨のお布施の相場
納骨へのお布施は、読経に対するお礼が主な目的となります。儀式の内容や宗派によって変動しやすいため、大まかな目安として1万円~5万円を想定しておきましょう。仏式で儀式を行う場合は、3万円~5万円が相場とされています。
新しい墓石を建てたり法要もあわせて行ったりする場合は、納骨とは別でお布施を用意しましょう。日数や時間に対するお礼ではなく、ひとつひとつの儀式に対してお礼の気持ちを伝えることが大切です。
【まとめ】
御布施には決まった金額がなく、読経や戒名、納骨など儀式の内容や地域、そして菩提寺との関係によって幅が生まれます。葬儀は比較的高額、法要や納骨は抑えめという全体の傾向を知っておくことで、無理のない範囲で適切な金額を判断できるようになります。迷うときは、菩提寺や葬儀社へ相談することが安心につながります。
次回は、「お布施を渡すタイミングについて」です。
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